本県などに甚大な被害をもたらした東日本台風の上陸から12日で丸5年となるのを前に、いわき市平中平窪の常勝院で11日夜、「キャンドルナイト」が行われた。来場者が地域再生への願いが込められたろうそくの火を見つめながら、静かに祈りをささげた。
復興支援団体「ラブフォーニッポン」が、東日本大震災の月命日に合わせて企画。今年は元日の地震や9月の大雨で被災した石川県能登地方の復興支援も兼ねた。ろうそくには本県の復興祈願だけではなく「能登の明るい未来に向かって力を合わせましょう」というメッセージも書かれていた。
いわき市の志摩花音(かのん)さん(11)=泉小6年=は「東日本台風のことはよく覚えていないが、日ごろから防災グッズの用意など、備えをしておきたい」と話していた。