女子デンソーいざ出陣 12日・アランマーレ山形戦、一丸で勝つ

10/12 07:55

開幕戦に向け最終調整するデンソーの選手ら=福島トヨタクラウンアリーナ
内堀知事を表敬訪問した川島社長(左)、辻監督(左から2人目)、川畑主将(同4人目)、杉岡部長(同5人目)

 バレーボールSVリーグは12日、女子の開幕戦を迎える。今季から本拠地を郡山市に移したデンソーエアリービーズは同日、福島市の福島トヨタクラウンアリーナでアランマーレ山形と対戦する。開幕前日の11日、チームは同会場で最終調整し、順調な仕上がりを見せた。

 選手らは開幕戦が行われるコートで実戦練習を中心に実施。攻撃のコンビネーションやブロック、レシーブの守備位置を確認し、好プレーには選手同士で「ナイス」の声が飛び交った。

 「開幕を前にした緊張感の中で、選手の良いところと悪いところが出た。明日に向けていい準備ができた」と辻健志監督は胸を張った。A山形は粘り強い組織的なバレーが持ち味。「相手はミスを突くきめ細やかなバレーをする。集中力を高めていきたい」と話した。

 主将の川畑遥奈は「試合に向けてみんないい顔で練習できていた」と納得の表情。「(A山形を)勢いに乗せないよう、プレーの精度を高め、自分たちのバレーをして勝ちたい」と、リーグ戦優勝に向けて弾みとなる勝利をつかみにいく。

 試合は午後3時5分から。13日も同会場で同1時5分からA山形と対戦する。

 川畑主将ら知事表敬

 デンソーエアリービーズの川畑遥奈主将や辻健志監督は11日、県庁に内堀雅雄知事を訪ね、2024―25シーズン開幕に向けて意気込みを語った。

 今季から本拠地を郡山市に移して迎える新リーグについて、辻監督は「福島の地で試合ができることが大変うれしく、楽しみに思う」と期待を込めた。川畑主将は「持ち前の明るさを生かして、SVリーグの初代チャンピオンになれるように頑張りたい」と抱負を語った。内堀知事は「選手の皆さんがベストを尽くして最高の試合をしてもらうことを期待している」とエールを送った。

 デンソー(愛知県)の杉岡憲デンソーエアリービーズ部長、デンソー福島(田村市)の川島俊哉社長が同席した。

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