11月から自転車運転中の罰則強化 携帯電話使用や酒気帯び

10/16 10:20

 道交法の改正により11月1日から、自転車利用中の携帯電話使用や酒気帯び運転の罰則が強化される。いずれも自動車と同じ罰則が適用される。県警は交通教室や街頭キャンペーンなどで罰則強化を周知し、取り締まりを強化する方針で、「知らなかったでは済まされなくなる。事故を防ぐために交通ルールを守ってほしい」と呼びかけている。

 改正により、携帯電話使用の違反者は6月以下の懲役または10万円以下の罰金、交通の危険を生じさせた場合には1年以下の懲役または30万円以下の罰金となる。酒気帯び運転の違反者は3年以下の懲役または50万円以下の罰金。自転車や酒類の提供者にも罰則がある。

 県警によると、全国的に自転車が関連する交通事故が増加しており、約7割の事故では自転車利用者が何らかの交通違反をしているという。県内の今年1月~9月末の自転車が関係する交通事故は214件(前年同期比7件増)で、けが人は212人(同5人増)、死者は3人(前年と同数)だった。

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