軽乗用車が看板支柱に衝突、助手席の87歳妻死亡 福島の国道115号

10/16 07:30

 14日午後0時20分ごろ、福島市土湯温泉町字猪倉の国道115号で同市永井川字古内、男性(87)の軽乗用車が道路脇の看板支柱に衝突した。福島署によると、同乗していた妻(87)が胸などを強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。男性は内臓損傷の重傷だが、意識はあるという。

 同署によると、現場は下り坂の緩やかなカーブ。男性の軽乗用車が道路左側の橋名看板の支柱に衝突し、横転したとみられる。妻は助手席に乗っていたという。同署が原因を調べている。

 事故多発で全県警報

 県交通対策協議会は15日、県内で9~14日に5件の交通死亡事故が発生したことを受け、交通死亡事故多発全県警報を発令した。県警は24日までの10日間、自動車の速度違反の取り締まりを強化する。警報の発令は1月以来。

 県警によると、5件の死亡事故はいずれも日中の幹線道路で発生し、4件は高齢者が関係していた。県警は本部から警察官を派遣し、署と合同で取り締まりを行う。

 武藤孝雄交通部長は「重大交通事故に直結する速度超過違反の取り締まりを強化する」と話した。

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