福島U、再びPO圏 富山に快勝 サッカーJ3

10/21 09:30

【富山―福島】前半39分、先制点を決め喜ぶFW塩浜=富山県総合運動公園陸上競技場(福島ユナイテッドFC提供)

 【サッカーJ3第33節】福島ユナイテッドFCは20日、アウェーの富山県総合運動公園陸上競技場でカターレ富山に4―1で快勝した。通算成績は15勝4分け14敗で、順位は再び昇格プレーオフ圏内の6位となった。福島は次戦の27日、ホームのとうほう・みんなのスタジアム(福島市)で9位のSC相模原と対戦する。午後2時開始予定。

 【評】攻めの姿勢を貫いた福島が快勝した。前半39分、MF城定のクロスにFW塩浜が頭で合わせて先制。同45分にはFW森晃が追加点を決め、主導権を握ったまま後半に入った。塩浜は後半20分にもゴール前でパスに反応し、3点目。直後に1点を返されたが、同30分に森晃がだめ押しの4点目を決めて突き放した。(多勢ひかる)

 堅守富山から4点

 福島が守備に定評のあるリーグ上位チームから4点を奪い勝利した。選手たちは、一歩も引かずに押し込み続ける攻めのサッカーをピッチで表現。2得点1アシストと大活躍のFW塩浜遼は「自信になるし、アウェーでの勝利は気持ちいい」と晴れやかだった。

 風上となった前半のうちに主導権を握ろうと攻め込む作戦が功を奏した。前半39分、CKの流れからMF城定の上げたクロスに塩浜が頭で合わせて先制。続く2点目は、塩浜が左サイドのスペースを見極めて出したロングパスを受けたFW森晃太が右足を振り抜きゴールした。

 「信じて触るだけだった。2点目も晃太君の力」と謙遜する塩浜だが、練習で磨く連係が実を結んでいると実感する。後半には3点目を挙げ、自身としては今季12得点目となった。

 リーグは残り5試合。念願のJ2昇格に向けて熾烈(しれつ)な戦いが続く。寺田周平監督は「全勝を目標にこのまま勢いに乗っていく」と語気を強めた。

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