倉庫２階から転落、73歳死亡　二本松、提灯祭りの準備作業中

　３日午前７時２０分ごろ、福島県二本松市郭内２丁目の郭内太鼓台倉庫で「高さ約３メートルの所から人が落ちた」と、二本松の提灯（ちょうちん）祭りで使用する太鼓台の組み立て作業をしていた若連関係者から１１９番通報があった。二本松署によると、落下したのは同市郭内１丁目の男性（７３）で、全身を強く打ち、約３時間後に死亡した。死因は多発外傷による出血性ショック。

　同署は、荷物を降ろすために床板を外した状態となっていた倉庫２階部分から約３メートル下に転落したとみて調べている。

　関係者によると、４日に開幕する提灯祭りに向け、３日午前６時半から郭内若連が倉庫内の部材を屋外に運んで太鼓台を組み立てていた。男性は郭内町内会長で、倉庫内に忘れ物がないか１人ではしごを使って倉庫２階に上がり、確認中だったという。

　提灯祭りは予定通り、４～６日に開かれる。