【サンパウロ共同】アルゼンチンの国家統計院は13日、5月のインフレ率が前年同月比276・4%だったと発表した。4月は289・4%で昨年12月のミレイ政権発足後初めて上昇率が縮小したが、依然として高い水準が続いている。
5月の前月比のインフレ率は4・2%と5カ月連続で縮小。4月は8・8%だった。カプト経済相はX(旧ツイッター)で、前月比の数字が事前予想を下回り、2022年1月以来の低水準になったことを強調した。
アルゼンチンは高インフレが長期化し、深刻な経済危機に陥っている。ナシオン紙によると、専門家は経済活動の回復とインフレ抑制の両立が今後の課題になるとみている。