14日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=157円台後半を付けた。日銀の金融政策決定会合を受け、日米の金利差が当面縮小しないとの見方が広がり、円売りドル買いが優勢となった。
午後1時現在は前日比55銭円安ドル高の1ドル=157円81~84銭。ユーロは58銭円高ユーロ安の1ユーロ=169円49~54銭。
正午過ぎに日銀が決定会合で国債購入の額を減らす方針を決めたと発表。朝方から値動きは限定的だったが、発表を受けて急速に円が売られた。
日銀は購入減額の時期や金額について、具体的には次回会合で決めるとした。証券関係者は「先送りへの失望として円売りが強まった」と話した。