日本ボクシング連盟の内田貞信会長が20日、任期3期目の満了により退任することを明らかにした。理事からも退く。在任中に公益社団法人に認定されたことなどを理由に挙げ「やるべきことはやった。目標がない中でだらだら続けても仕方ない」と話した。同会長は2018年、助成金の不正流用が指摘された山根明前会長の辞任に伴い就任した。
近年は内田会長の運営を問題視する声が上がっていた。22年6月の総会で決議された理事選任の手続きに不備があるとして、一部正会員が決議の取り消しを求めた訴訟で東京地裁は決議の取り消しを命じ、日本連盟の控訴は棄却された。内田会長は訴訟について「退任の理由ではない」と述べた。