テニスの全仏オープン車いすの部で2連覇を達成した小田凱人(18)=東海理化=が21日、愛知県一宮市で取材に応じ、全仏と同じ会場で行われるパリ・パラリンピックに向け「根拠のある自信がつくり上げられている。自分らしく戦って、それができれば試合に勝てる」と意気込んだ。
この日は半生などをつづった自著2冊を配るため、同市の出身中学を訪問し生徒や恩師と交流した。「僕は決して遠い存在ではない。私もできる、と思ってほしくて来ました」と呼びかけると、大きな拍手に包まれた。
座談会では生徒からメンタルの保ち方などを聞かれ「好きなことをし続けるためには、勝っていくことが大事」と秘訣を語った。