27日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=160円台後半で取引された。
午前10時現在は前日比80銭円安ドル高の1ドル=160円69~70銭。ユーロは60銭円安ユーロ高の1ユーロ=171円58~61銭。
米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げするとの観測が後退し、日米の金利差が改めて意識され、円を売ってドルを買う動きが先行した。心理的な節目とされた1ドル=160円を超え、記録的な円安水準となっている。
日本の財務省の神田真人財務官は26日夜、記者団に「行き過ぎた動きに対しては必要な対応を取っていく」と述べた。