JR東海がリニア中央新幹線で長野県飯田市に設置する新駅「長野県駅(仮称)」の工期について、当初の予定より5年9カ月延長し、2031年12月末の終了と見込んでいることが27日、関係者への取材で分かった。これまでは工期終了を26年3月末と示していた。
関係者によると、用地取得手続きの長期化や埋蔵文化財の調査が長引いたことが主な要因とみられ、25日夜、新駅予定地周辺の地権者らに向けて開いた非公開の懇談会で説明があったという。
JR東海は取材に「現時点で答えられる内容はない。7月に飯田市で開催する住民説明会で詳細を示す」としている。