日本医療機能評価機構(東京)は27日、入院患者の心拍数などを確認する無線式の心電図モニターについて、医療機関で電池切れや電源の入れ忘れなどのミスが2014年7月から今年3月までに計41件あったと発表した。うち13件で患者が死亡したが、因果関係は不明としている。
機構によると、41件のうち21件は患者に装着する送信機に関するミス。電池切れのまま使ったり、検査のために患者からいったん外し、再装着した際に電源を入れ忘れたりした。残りの20件は、スタッフステーションに設置された受信機側のモニターでの入力忘れや誤操作などだった。