新潟県上越市の中川幹太市長は27日の定例記者会見で、市議会で「工場勤務は高卒レベル」と不適切な発言をした自らを減給処分とする考えを明らかにした。減給額や処分時期は未定としている。「信頼回復に向けた努力を続ける」と述べ、辞職は否定した。
発言に対する苦情は26日時点で約250件寄せられたという。記者から「潜在的な差別意識があったのでは」と問われたが否定し、「表現方法を誤った」と弁解した。
中川氏は18日の本会議で、市への企業誘致を巡り「工場では高校卒業レベルの人が働いている。頭の良い人だけが来るわけではない」と述べ、その後撤回。21日、答弁で名前を挙げた化学メーカーに謝罪した。