在沖縄米空軍兵が少女を誘拐し、性的暴行をしたとして起訴された事件で、那覇市議会は27日、再発防止などを米側へ求める抗議決議を全会一致で可決した。沖縄を拠点とする米空軍の司令官と県幹部による面談を受け、県担当者は「具体的な謝罪がなかったのは残念。被害者への謝罪を引き続き求める」とした。
那覇市議会の決議は、「米軍人・軍属による凶悪事件は後を絶たない」とし、被害者への謝罪や日米地位協定の抜本的な見直しを求めた。抗議決議は浦添市や北中城村の議会も可決済みで、起訴された米兵が所属する嘉手納基地(沖縄市など)を抱える嘉手納町の議会などで近く決議に向けた動きがある。