児童福祉施設など、福祉現場での性的指向・性自認に関する差別的言動「SOGI(ソジ)ハラスメント」は、虐待に該当し得るとの見解を、政府が答弁書で示したことが27日分かった。答弁書は25日付。
LGBTQ(性的少数者)の当事者団体は、福祉施設での差別的な言動を複数把握しているとして評価。団体によると、社会的な差別や偏見などから、うつ病など精神疾患になる人も多く、福祉ニーズも高いという。
答弁書は、差別的言動が「著しい暴言や拒絶的対応、心理的外傷を与える言動」などに該当する場合、虐待として児童福祉法、障害者虐待防止法、高齢者虐待防止法の適用対象になると認めた。