沖縄県内で女性に性的暴行をしたとして不同意性交致傷の疑いで、県警が在沖縄米軍に所属する20代の海兵隊員を5月に逮捕していたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。県警は公表していなかった。今月25日には別の米空軍兵が、少女を誘拐しわいせつ行為をしたとして3月に起訴されたことが判明したばかりで、県内の反米感情がさらに高まるのは必至な情勢だ。
関係者によると、海兵隊員は5月下旬、県内で女性に性的暴行し、抵抗した女性にけがを負わせた疑いがある。海兵隊員は逃走したが、通報を受けた県警が当日中に基地区域外で逮捕した。
県の担当者は「外務省沖縄事務所や防衛省沖縄防衛局に状況を確認中」と答えた。