通信アプリLINE(ライン)の個人情報流出を巡り、運営元のLINEヤフーは28日、問題となった韓国IT大手ネイバーとのシステム分離を2026年3月に完了すると発表した。報告書を政府の個人情報保護委員会に提出した。分離の計画が遅いとの指摘を受け、従来の26年12月の予定を前倒しし、再発防止を急ぐ。
ネイバーに対し、国内サービスの開発や運用の委託を25年までに原則終了することも盛り込んだ。
昨年発覚した情報流出は、LINEヤフーと一部システムを共通化していたネイバー側への不正アクセスが発端。約52万件の情報が外部に流出した可能性がある。