小林製薬の紅こうじサプリメントの摂取と関連が疑われる死亡事例が新たに76人判明した問題で、厚生労働省の指示に基づき調査の計画を提出する期限の29日となった。厚労省は計画を策定させることで、因果関係などを迅速に調べるよう促す。疑い事例の報告を怠っていた経緯があり、小林製薬への対応方針が今後の焦点となる。
小林製薬は29日午後時点で提出したかを明らかにせず、調査計画の内容は非公表とした。
武見敬三厚労相は28日、進捗状況を厚労省が直接、管理する方針を表明した。強制的に小林製薬を管理できる法的な裏付けは乏しく、自主的な調査をさせた上で、行政指導で対応するとみられる。