【エルサレム共同】イスラエル政府は30日までに占領地ヨルダン川西岸にあり、イスラエルでも違法とされていた五つのユダヤ人入植地の合法化を進める計画を承認した。対パレスチナ強硬派の極右閣僚、スモトリッチ財務相の提案で、最近相次いだスペインなど欧州諸国のパレスチナ国家承認への対抗策としている。地元メディアが伝えた。
国際法は占領地での入植活動を禁じ、すべての入植地を違法と見なしている。今回承認された入植地は、イスラエル国内の必要な手続きも取らずに建設されていた。
計画には新たに数千戸の入植地建設のほか、パレスチナ自治政府幹部へのイスラエル通行ビザの剥奪も含まれている。