2日午前1時5分ごろ、北海道苫小牧市の苫小牧港西港区に入港しようとしていた旅客フェリー「シルバーブリーズ」(8901トン)が座礁した。運航する川崎近海汽船によると、同日午前11時40分ごろに離礁した。苫小牧海上保安署は、乗客119人と乗員21人にけがはなく、浸水や油の流出もなかったとしている。
フェリーは離礁後、川崎近海汽船が手配したタグボート4隻にえい航されている。西港区にあるフェリーターミナルまで移動させた後、乗客を降ろす予定。苫小牧港の管理組合によると、他船の航行への影響はない。
海保によると、フェリーから午前1時20分ごろ「入港中に港口付近で乗り上げた」との通報があった。