北海道苫小牧市の苫小牧港に入港中、座礁した旅客フェリー「シルバーブリーズ」(8901トン)は2日昼ごろ、ターミナルに到着し、乗客が降船した。苫小牧海上保安署によると、乗客乗員計140人にけがはない。運輸安全委員会は原因を調べるため船舶事故調査官3人を指名した。
海保によると、フェリーは2日午前1時5分ごろに座礁し、タグボートにえい航されて同11時40分ごろに離礁後、自力航行した。船首部分に消波ブロックに衝突してできたへこみがあった。
運航する川崎近海汽船(東京)は乗員から聞き取り調査を実施。担当者は「海保の指示に従う」とコメントした。