座礁したフェリーから乗客が降船 苫小牧港、安全委が調査官指名

07/02 17:04

 船首部分に傷が見られる旅客フェリー「シルバーブリーズ」=2日午後1時24分、北海道苫小牧市

 北海道苫小牧市の苫小牧港に入港中、座礁した旅客フェリー「シルバーブリーズ」(8901トン)は2日昼ごろ、ターミナルに到着し、乗客が降船した。苫小牧海上保安署によると、乗客乗員計140人にけがはない。運輸安全委員会は原因を調べるため船舶事故調査官3人を指名した。

 海保によると、フェリーは2日午前1時5分ごろに座礁し、タグボートにえい航されて同11時40分ごろに離礁後、自力航行した。船首部分に消波ブロックに衝突してできたへこみがあった。

 運航する川崎近海汽船(東京)は乗員から聞き取り調査を実施。担当者は「海保の指示に従う」とコメントした。

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