東京女子医大(東京都新宿区)で同窓会組織・一般社団法人「至誠会」を巡る特別背任事件や医学部推薦入試に絡む寄付金収受問題が浮上していることを受け、同大病院の医師有志が2日、文部科学省を訪れて大学の現状などを説明し、岩本絹子理事長や理事会への指導を求めた。
消化器病センターの本田五郎教授は、報道陣の取材に「医療活動が萎縮し、女子医大でしかできない手術などを存分に行えない状況になってきている」と強調。岩本氏の辞任や解任を求める2千人以上の署名を集め、理事会に解任を要求したが拒否されたことも明らかにした。