埼玉新聞社は3日、埼玉県深谷市出身の実業家渋沢栄一の肖像が用いられた新1万円札が発行されたことを受け、県内のJR主要駅や、一般公開されている渋沢の生家「中の家」などで号外を配布した。約4千部を発行。裏面では3Dホログラムなど今回使われた特殊技術を写真で詳しく紹介した。
号外は新紙幣発行を記念し、同日午後に埼玉りそな銀行本部(さいたま市浦和区)で開かれたトークイベントの参加者にも配られた。
受け取った同県川越市の中島宏行さん(65)は「埼玉ゆかりの偉人が1万円札の顔になった。すごく誇らしい気持ち」と話した。