【サンパウロ共同】ベネズエラのロドリゲス国会議長は3日、米国との対話を再開したとX(旧ツイッター)で発表した。オンライン形式で協議があり、関係改善に向けた取り組みや対話を続けることで合意した。ロイター通信によると、対話は4月中旬以来。
米側は今月28日のベネズエラ大統領選が公正な選挙になるよう求めた。3選を狙うマドゥロ大統領は野党の封じ込めを強化。有力な野党候補が出馬できなくなり、米国は4月にベネズエラへの制裁緩和措置を停止した。
マドゥロ氏は今月1日に対話再開を表明していた。制裁緩和につなげたい思惑のほか、大統領選への米国の介入を阻止したいとの狙いもあるとみられる。