【北京共同】中国軍は第5世代ステルス戦闘機「殲20」が音速を上回るスピードで長時間航行する「超音速巡航」ができるよう改良した。中国紙が4日までに報じた。機体の形状やエンジンに最新鋭技術を導入したという。台湾を巡り緊張が高まる中、米国に対抗し、次世代ステルス戦闘機「殲31」「殲35」の配備に向けた開発も加速させる。
中国軍で台湾方面を管轄する東部戦区は5月下旬、短文投稿サイトに殲20が飛行する動画を公開。殲20が(1)容易に超音速巡航に到達する高機動性(2)敵の防空システムを突破する高度なステルス性(3)目標を精密攻撃する高い感知機能―を備えていると紹介した。