【モスクワ、キーウ共同】ロシアのプーチン大統領は4日、侵攻を続けるウクライナとの停戦の条件について「ロシア側が受け入れ可能で、不可逆的な措置に相手が同意する必要がある。合意なしの停戦は不可能だ」と述べた。滞在先のカザフスタンでロシア記者団の質問に答えた。
プーチン氏は「敵が停戦を利用して自軍の状況を改善したり、再軍備を進めたりするのを認めることはできない」と強調。ウクライナ側が前向きな措置を取ることを期待して停戦を宣言することはできないと説明した。
仲介者を通じた対立解消の可能性は低いと述べ「対立に終止符を打つ権限を誰が仲介者に与えられるのか」と指摘した。