【ワシントン共同】米与党民主党のクレイグ下院議員は6日、X(旧ツイッター)で声明を発表し、11月の大統領選で再選を目指すバイデン大統領(81)がトランプ前大統領(78)に「勝てるとは思えない」として撤退を求めた。高齢不安のバイデン氏に対する撤退要求が拡大し、民主党の動揺は収まる気配がない。
クレイグ氏は「大統領選から身を引き、新世代のリーダーが踏み出せるようにすることを求める」と表明した。ワシントン・ポスト紙によると、6日時点で民主党の下院議員5人が撤退を要求。重鎮のペロシ元下院議長を含め、上下両院の12議員が大統領選の行方などに懸念を示した。