【パリ共同】フランス国民議会(下院、577議席)総選挙の決選投票が7日行われた。世論調査では、反移民、反欧州連合(EU)の極右政党、国民連合(RN)が第1勢力となる勢いで、マクロン大統領の中道与党連合は第3勢力に転落し大敗の見通し。RNが過半数の議席を確保する可能性は低くなったとみられているが、躍進すればマクロン氏にとり大きな打撃。今月下旬開幕のパリ五輪を前に政治が混乱する恐れもある。
即日開票され、同日夜(日本時間8日朝)にも大勢判明の見通し。RNの議席数が焦点で、過半数に達すればバルデラ党首が極右初の首相に就任する公算が大きく、外交や経済、EUに大きな影響が出る。