【台北共同】台湾メディアは7日、民主進歩党(民進党)の頼清徳総統が、駐日大使に相当する謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表(78)の後任に李逸洋・前考試院(人事院に相当)副院長(69)を充てる人事を固めたと伝えた。近く正式発表し、交代するとみられる。
李氏は台湾大卒。新聞記者などを経て、1989~97年台北市議。民進党の陳水扁元総統が台北市長時代、市政府の民政局長に起用された。陳政権下で民進党秘書長や内政部長を歴任。蔡英文政権下の2017~20年、考試院副院長を務めた。
考試院は公務員の試験や人事を担当し、台湾では司法、立法、行政、監察と共に五権分立制の一角を担う。