【マニラ共同】フィリピン大統領府は7日、自衛隊とフィリピン軍の相互往来を容易にする「円滑化協定(RAA)」を8日に日本との間で締結すると発表した。マルコス大統領が、上川陽子外相と木原稔防衛相が大統領府を表敬訪問した後に署名に立ち会うとした。南シナ海で中国の威圧にさらされるフィリピンとの防衛協力を強化し、連帯する狙いがある。
RAA署名は日本にとってオーストラリア、英国に続き3カ国目。フィリピンにとって、同様の協定締結は米国、オーストラリアに次いで3カ国目となる。
上川外相はマニラで7日、日本の政府開発援助(ODA)で整備費用などを支援する鉄道を視察した。