9日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=160円台後半で取引された。
午前10時現在は前日比01銭円高ドル安の1ドル=160円89~90銭。ユーロは21銭円高ユーロ安の1ユーロ=174円16~24銭。
米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げするとの観測が高まり、日米の金利差縮小を意識した円買いドル売りの動きが出た。一方、国内輸入企業が決済に使うドルを求める取引もみられ、売り買いが交錯した。
日本時間9日夜には、FRBのパウエル議長の議会証言が予定されている。外為ブローカーは「発言内容に注目が集まっており、市場は様子見ムードが強い」と話した。