【ニューヨーク共同】米ニューヨーク・タイムズ電子版は8日付の社説で、高齢不安が広がる民主党のバイデン大統領が「現実を受け入れようとしていない」として、11月の大統領選から撤退するよう再度求めた。党幹部が「新たな候補の必要性を強く進言すべきだ」と訴えた。
低調だった6月27日の討論会後、報道陣との質疑応答を避け、原稿が用意された行事にばかり出席し、有権者の懸念を払拭できていないと指摘。今月5日のABCテレビのインタビューでも衰えを隠せなかったとした。
バイデン氏が仕事を減らして睡眠時間を増やすと発言したことについて「そんな人間に大統領職は務まらないとの明白な結論を拒絶している」と批判した。