【ロンドン共同】英国のスターマー新首相は9日、就任後初めて下院で演説し「あまりにも利己的と思われた政治に終止符を打つ」と述べ、国民への奉仕に専念すると強調した。下野した保守党のスナク前首相は落選した議員に謝罪し「プロの政治家として謙虚に」振る舞いながら、野党の役割を担うと誓った。
BBC放送によると、4日実施の総選挙の結果、議会史上初めて女性議員の割合が40%を超えた。議員の人種も以前より多様になった。
下院の新会期は17日から始まるが、議員は当選後に君主への忠誠宣誓が義務づけられ、9日は議長選出後に650人の議員が一人ずつ宣誓。BBCによると、全員が誓い終えるまで約3日かかる。