【ワシントン共同】米連邦最高裁のソトマイヨール判事が住む首都ワシントンの自宅前で5日未明、警備のため停車していた連邦保安官の車両が銃を持った男(18)に襲われた。連邦保安官が銃を発砲し、男は口を負傷し病院に搬送され、車両強盗容疑などで訴追された。米主要メディアが9日報じた。
ソトマイヨール氏は無事で、男が同氏を狙った形跡はないという。同氏はリベラル派で、最高裁が1日、共和党のトランプ前大統領の在任中の行為は公務であれば刑事責任が免責されると判断した際、反対意見を表明していた。
ワシントンでは車上荒らしが頻発しており、昨年11月にはバイデン大統領の孫娘宅前でも発生し大統領警護隊(シークレットサービス)が銃を発砲する騒ぎがあった。