【ニューヨーク共同】10日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反発し、前日比429・39ドル高の3万9721・36ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ開始への期待感が広がり、買い注文が膨らんだ。ほぼ全面高の展開となった。
FRBのパウエル議長はこの日、前日に引き続き米議会の公聴会に出席。利下げ開始時期について具体的な言及は避けたものの、雇用情勢が想定外に悪化すれば「利下げを行う可能性がある」と述べたことなどから、FRBが9月にも利下げに踏み切るとの見方が広がった。