【ベルリン共同】ドイツの首都ベルリン市ミッテ区の公有地に2020年、韓国系市民団体「コリア協議会」が設置した従軍慰安婦の被害を象徴する少女像について、区は今年9月に設置を認める期限が切れるとし、団体に撤去を求めると明らかにした。11日までに共同通信の取材に答えた。
日本政府は撤去を求め、岸田文雄首相が22年に来日したドイツのショルツ首相に撤去に向けた協力を要請した。ベルリンのウェグナー市長は今年5月、東京で上川陽子外相と会談し、解決を図る方針を表明していた。
地元では、戦時下の女性に対する性暴力を語り継ぎ、警告する像として恒久設置を求める声も出ていた。