自見英子万博相は12日の閣議後記者会見で、2025年大阪・関西万博の参加国のうち、自前で建設するパビリオン「タイプA」での出展が47カ国となる見通しだと明らかにした。各国の財政事情や建設準備の遅れを要因に、当初希望した60カ国から約2割減った。
タイプAは独創性の高いデザインから「万博の華」と呼ばれる。自見氏は「どのような形式での参加でも、魅力ある万博となるよう準備を進める」と述べた。
タイプAを希望したメキシコとアルゼンチン、ロシアの3カ国は内政事情で万博への参加を辞退した。他の国は日本側が建設を代行する簡素型「タイプX」などに移行する。