シャープはテレビ向け大型液晶パネルの生産を停止するが、海外製パネルを採用してテレビ事業を継続している。輝度や音響システムの性能を向上させ、次世代のAIが画質を調整する機能を搭載した「アクオス」ブランドのテレビを市場に投入。売れ行きは好調で、幹部は「お茶の間のニーズを捉えたアクオスへ成長させる」と意気込む。
6月、有機ELなどを使った12機種を発売した。発光量を細かく制御する回路などを載せ、約15%輝度を向上させた。AI分析で場面ごとに最適な明るさの映像を楽しめるほか、スピーカーの構造を改良して臨場感を高めた。