【ワシントン共同】米労働省が12日発表した6月の卸売物価指数は前年同月より2・6%上昇した。改定された5月以前の指数との比較で、上昇率は5カ月連続での拡大となり、2023年3月以来の高い伸びとなった。市場予想の2・3%程度を上回った。サービスの価格が3・5%上昇し、全体を押し上げた。
モノの価格は1・0%上昇した。うち食品は1・1%上がった一方、エネルギーは1・4%下がった。変動が激しい食品とエネルギーを全体から除いたコア指数は3・0%上がり、市場予想を上回った。
卸売物価指数の前月比(季節調整済み)は0・2%上昇した。エネルギーの価格は2・6%低下、食品も0・3%低下した。