【ニューヨーク共同】12日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比247・15ドル高の4万0000・90ドルと5月中旬以来、約2カ月ぶりに4万ドルの大台を回復して取引を終えた。インフレ鈍化を背景に米連邦準備制度理事会(FRB)が9月にも利下げに踏み切るとの期待感が広がり買い注文が膨らんだ。
前日発表の6月の米消費者物価指数(CPI)で、前年同月比の上昇率が市場予想を下回った。インフレ鈍化を示す経済指標が買いの安心感につながったほか、米長期金利の低下も相場を支えた。前日終値からの上げ幅は一時500ドルを超え、取引時間中の最高値を更新した。