【北京共同】中国国家統計局が15日発表した24年4~6月期の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除く実質で前年同期比4・7%増となった。1~3月期の5・3%から0・6ポイント減速した。景気全体への影響が大きい不動産市況の低迷が響き、消費も振るわなかった。
成長率は政府の通年目標である「5・0%前後」も下回った。
中国共産党は15~18日の日程で、中長期の経済政策を討議する重要会議、第20期中央委員会第3回総会(3中総会)を開催。不動産に依存してきた成長モデルからの脱却を打ち出せるかが焦点となる。
国家統計局は通常、記者会見を開くが、今回はウェブサイト上でのみ公表した。