自民党は16日午前、国防部会と安全保障調査会の合同会議を党本部で開いた。防衛省幹部らが出席。特定秘密の不適切運用や、「背広組」中心の内部部局(内局)でのパワハラなど4項目の不祥事に伴う大量処分について報告した。
処分対象となったのはほかに、海上自衛隊の潜水手当の不正受給と自衛隊施設での不正飲食。鬼木誠防衛副大臣は会議で「いずれの事案も国民の信頼を裏切る、決してあってはならないものだ」と謝罪。再発防止策を徹底すると強調した。
防衛省は12日、218人(延べ220人)を処分した。うち懲戒処分は海自トップの海上幕僚長ら計117人。