在沖縄米兵による性的暴行事件が相次いで判明したことを踏まえ、沖縄県の玉城デニー知事は年内に米国を訪問し、米政府関係者らに再発防止を直接要請する方向で調整に入った。県幹部が16日、明らかにした。幹部によると、来年3月までの訪米を予定していたが、事件を踏まえ、できるだけ早期の渡航を目指すこととした。
米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設計画で日本政府と対立する玉城氏は、2018年の知事就任以降、繰り返し訪米。県によると、実現すれば昨年3月以来で4回目となる。
県内では6月、地元メディアの報道で米兵の性的暴行事件が相次いで発覚し、対米感情は急激に悪化している。