鬼木誠防衛副大臣(自民党)が自身の選挙区である衆院福岡2区(福岡市中央区と、南区の一部、城南区の一部)内で昨年4月から今月にかけ計5回、海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が南極から持ち帰った氷を展示する催しを開き、鬼木氏や秘書が砕いて紙コップに1片ずつ入れ、小学生らに配っていたことが30日、鬼木氏の事務所への取材で分かった。
鬼木氏は取材に「政治利用の意図は一切ない。子どもたちに南極の氷に触れてもらい、自衛隊のことを知ってもらう良い機会だと思った」と述べた。
公選法は選挙区内での寄付行為を禁じている。事務所は「財貨性のある金品ではなく、公選法違反には抵触しないと考える」としている。