茂木氏9月上旬まで出馬判断熟慮 「難局に自分が適任か」

08/01 21:33

 訪問先のタイ・バンコクで同行記者団の取材に応じる自民党の茂木幹事長=1日(共同)

 【バンコク共同】自民党の茂木敏充幹事長は1日、党総裁選を巡り「今の難局を乗り切るのに自分がふさわしいかが大きな判断基準だ」と述べ、立候補への意欲をにじませた。最優先する政策には経済再生を挙げ、実際に出馬するかどうかは9月上旬まで熟慮する考えを示した。訪問先のタイ・バンコクで同行記者団の取材に応じた。

 経済再生について「生産性を高めて一人一人の年収を上げ、豊かさを回復する」と強調。物価高や実質賃金のマイナスといった政策課題に加え、派閥裏金事件による党への逆風に触れ「民意を謙虚に受け止め、不断の改革努力を重ねる必要がある」と指摘した。

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