俳優の加藤雅也が16日、都内で行われた映画『KYロック!』の初日舞台あいさつに登壇し、熱唱したライブシーンについて語った。
【写真】加藤雅也、大塚寧々、國武綾、ミカカ、前田多美監督 みんなで笑顔 ”アットホームな雰囲気”が伝わる5ショット
加藤は、60歳を目前に「人生はまだ終われない」ともがきながら、ロックの道を突き進む、ロックバンドのヴォーカリスト・孝祐を演じた。
撮影時の2023年、自身も還暦を迎える年だった加藤は、人生で初のライブシーンに挑戦。加藤は「普段とは全然分野が違うし、一発撮りだったので緊張感で吐きそうだった」と撮影を振り返った。
チューリップの楽曲「私の小さな人生」をロックにアレンジして歌うシーンでは「思い切りアレンジして、原曲とはまったく違うものになった」と言い、加藤が「(ファンに)怒られなかった?」と心配する場面も。前田多美監督から「広島のチューリップのファンは喜んでいた」と聞くと、安心した様子で笑顔を見せた。
「人生はまだ終われない」。60歳を迎えようという孝祐(加藤)の胸中は密かに燃えていた。唯一無二の友、豊(ミカカ)や仲間たちとのロックバンド「KY ブラザーズ」の活動に本腰を入れるために、長年勤めていた会社を早期退職。第二の人生を切り開いていくはずだった。そんなある日、還暦ライブを目前に豊が突然孝祐を拒絶し、バンド脱退を宣言する。人生の門出に立つ孝祐にふりかかる友情の危機。立ちはだかる長年のコンプレックスという壁。50代終盤になって迷い込んだ、まるで青春時代のような葛藤の中で、孝祐は新しい一歩を踏み出そうとする物語となっている。
イベントには、大塚寧々、ミカカ、國武綾も登壇した。
加藤雅也、還暦でヴォーカリスト役に初挑戦 「緊張で吐きそうだった」
11/16 21:40
- 映画
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