東京電力は、原子力損害賠償紛争審査会が最低限の基準として決めた原発事故の賠償指針を「上限」と捉え、指針を盾に賠償金の支払いを拒むケースが相次ぐ。審査会の能見善久会長は「個別では(賠償指針を)超える場合もある。東電には誠実な対応を求めたい」と述べ、東電の賠償姿勢にくぎを刺す。 審査会は県や市町村などの度重なる要望を受け、昨年12月にまとめた新しい賠償指針で「合理的で柔軟な対応と同時に被害者の心情...
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