東京電力福島第1原発の汚染水対策で、地中を凍らせて建屋への地下水流入を止める「凍土遮水壁」が6月2日に着工して1カ月余りが経過した。しかし、早くも実現性を疑う声が出始めている。凍土壁と同じ凍結技術を使い、建屋とトレンチ(電源ケーブルなどが通る地下道)の接続部を凍らせる計画が難航しているためだ。 凍土壁は1〜4号機の周囲1.5キロに1550本の凍結管を埋設し、冷却剤を循環させて地下約...
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