JR常磐線の全線開通から1年ほど。沿線の風景をこの目で確かめるため、平日の昼下がりにいわき発原ノ町行きの普通列車に乗り込んだ。 雲一つない青空が広がり、春を感じさせるそよ風が吹く中、電車が走り始める。車内を見渡すと、新聞を広げる男性や親子連れ、学生の姿も。車窓からは海も見え始め、穏やかな景色が続いた。 震災後、最後の不通区間として残っていた富岡―浪江間に入るあたりから風景が変わり出す。車窓から...
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